流木の茶席をしつらえ
海から昇る月を待つ。
十六夜のスーパームーン
三方に月見団子を盛り
暗闇には蝋燭ランタンの飾り
奥ゆかしくも輝く月に、濃茶を煉る
さて、風流のあとは
ワイルドに懐石タイム
途中の市場で仕入れたホタテを焼き
酒はジャックダニエル
ああ、男の茶之湯はいいなあ・・・・
流木を拾い、焚き火に変えて
水平線に朝日が輝くまで
釣釜をたのしむ
山男の茶道具
飯盒の雲梯釜は万能である
浜辺の方丈は果てし無い
心行くまで潮騒と月を楽しみ
火と戯れ、無心に湯を沸かす
男の茶之湯、ただ一心得道
(2015.9.28)
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