THE WAY OF TEA
宗梯 侘数寄常住 男の茶之湯



風雪の大服

目を刺し 体さえ浮かす 

猛吹雪の山稜でも

耐えて待てば 必ず

定められたように

凪の瞬間(とき)がくる


その時が目を凝らすとき

進む道をさがすときだ


小さなテラスで

湯を汲み

茶を点てる


さあ 次の突風を客にして

熱いうちに相伴しよう


友よ

来た道と 行く道を


33年の月日を

語ろうではないか






鉄山 風雪の大服 ( 2014.12.31 -- 2015.1.1 )